五十嵐浚明(いからししゅんめい 1700-81)は、新潟湊に生まれた江戸時代中期の絵師です。江戸で狩野派の門をたたき、また京都へ赴いて日本文人画の大成者とされる池大雅など多くの文化人と交流し、朝廷から与えられる位「法眼(ほうげん)」を得て帰郷しました。その後は新潟で多くの需要に応える一方後進の育成に尽力し、越後絵画史を語る上で欠くことのできない人物です。
新潟を拠点としながらも、独自の画境をひらいた絵師として関西でも名を馳せており、晩年には勅命を得て天皇に画を献上する栄誉を得ました。
本展覧会は、浚明生誕320年を経て、新潟で大切にされてきた作品に加え、関西とのつながりを示す作品も広く集めてご紹介する回顧展です。なぜ新潟にいながら勅命を賜ることになったのか、多くの人々が求めた浚明作品の魅力とは?謎に包まれた絵師の全貌に迫ります。
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