鳥取県 鳥取市

賀露は鳥取平野の中央部を南北に流れる千代川と、湖山池から流れ出る湖山川が合流し、日本海に注ぐ河口に位置する港町です。古くから日本海と国府・鳥取城下を結ぶ海上交通の要地として重要視されてきました。賀露神社の石灯籠には、近江屋、木屋、見世屋、濱屋、秋里屋、塩屋、油屋、居組屋、雲津屋、網師屋といった屋号を持つ賀露を拠点として活動する17人の廻船商人の名が刻まれています。

  • 寄港地
  • 船主集落

鳥取市の構成文化財

  • 賀露神社

    北前船船主が集住する賀露に鎮座する神社。尾道石工の御神灯や船絵馬・船模型、錨などが奉納されている。

  • 因州高草郡加露港絵図

    北前船等の大型船が停泊していたことを示す、鳥取城下の玄関口であった賀露港の江戸時代末期の絵図。

  • 賀露神社春季祭礼行事

    北前船を1/5で模した二隻の屋台(天保4年)を含む、賀露神社の2 年に一度の大祭。

  • 上小路神社

    日和見山にある神社。尾道石工製の鳥居の部材が残されている。

  • 賀露港の町割り

    北前船船主が集住する港町。小路のほとんどが海に向かう町割りがよく残されている。

  • 鳥ヶ島

    賀露港に出入りした北前船の係留地。物資の揚げ降ろしをした場所。

  • 鳥取県立博物館所蔵 気多郡芦崎夏泊両 浦湊絵図

    北前船で繁栄した芦崎(現・鳥取市青谷町)を描いた江戸時代の絵図。

  • 湊神社の奉納物

    北前船船主が集住する芦崎に鎮座する神社。常夜灯、狛犬、舟形の神輿が残されている。

  • 芦崎の町並み

    八軒屋と呼ばれた北前船船主が軒を連ねていた港町。船主集落の町割りを良く残している。

  • 津出し路地

    北前船から荷揚げされた、あるいは北前船に搬入される物資を運んだ通路。