古来より、富の集まる町だった敦賀。海外に対する朝廷の窓口であり、中国船が交易品を満載して訪れました。芥川龍之介の有名な小説「芋粥」の舞台はここ敦賀。江戸時代になると、北陸や東北の物資を都に輸送する中継港として大いに繁栄しました。その後、西回り航路が整備すると蝦夷地（北海道）との交易品が急増。特にニシンは輸送量が増えていきました。
福井県 敦賀市
敦賀市の構成文化財
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江戸時代、蝦夷地から北前船で搬送された鯡を収納した大型土蔵。
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敦賀湊の出入りする北前船の目印として享和２年（1802）に建てられた日本海側最古の石積み灯台。
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北前船で財をなした廻船問屋・大和田荘七が明治25年（1892）に創業した大和田銀行の初代社屋。
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北前船で搬送された荷物を、琵琶湖水運を活用して輸送するために、文化１２年（1815）に整備された運河の遺構。
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北前船で運ばれた昆布の加工技術。
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北前船主や船頭が航海の安全を祈って市内各所の神社に奉納した絵馬。
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越前河野浦の右近権左衛門をはじめとする多くの北前船主が航海の安全を祈って奉納した石灯籠や手水鉢。
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北前船主として財をなした加賀瀬越の大家七平が奉納した北陸総鎮守氣比神宮大鳥居の扁額。
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敦賀の北前船主、立石吉兵衛が書き記した。船頭や水主の順守すべき掟、船の守り神である船玉明神を崇敬することなどが記されている。
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北前船主をはじめとする敦賀の有力町衆達が、氣比神宮の祭礼の際に曳き出した山車。 江戸時代には数十基もの山車が曳き出されたという記録もあり、敦賀湊の繁栄ぶりを伝えている。
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文化5年（1808）上棟。建設に際して、檀徒であった敦賀の北前船主・山本（網屋）伝兵衛が多額の出資をし、材木を手船で大坂から廻送するなど「大施主」として貢献した。
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越前一の宮氣比神宮に嘉永4年（1851）に奉納された大屏風。裏面に出資をした敦賀湊の町衆や全国各地の北前船主、商人達の名が列記されている。